闘鶏

闘鶏(とうけい)は、鶏と鶏が戦う競技。チキンファイトともいう。
鶏と鶏が戦う競技は、東南アジアにおいて古くから行われていた。タイの軍鶏がよく使われた。現在では世界各地に広まる。アメリカなどでは、鶏の足に小型ナイフを装着させ1対1で戦わせている。
日本では古来は占いに使われたとされる。平安時代の頃より鶏合(とりあわせ)と呼ばれ宮中や貴族において3月3日に行われるようになった。唐の玄宗が乙酉生まれだったため好んで清明の節に催した故事が由来とされる。平安後期には、さらに庶民の間にも広く親しまるようになった。江戸時代のはじめには、タイから軍鶏が輸入されるとさらに盛んになっていった。しかし庶民の間で賭の対象とされることが多くなり、幕府は幾度か禁止令を発し、明治時代に法的にも禁止されるも生き残っていった。闘鶏のトレーニングは鏡に映る自身を敵と思わせる事である。