競艇

競艇(きょうてい)は、競輪・競馬・オートレースと並ぶ公営競技(公営ギャンブル)の1つで、 モーターボート競走法をはじめとする法律・ルールの下、プロの選手達によって行われるモーターボート競技である。
モーターボート競走法により、総務大臣による指定自治体が地方自治法に基づく一部事務組合となり、パリミュチュエル方式により勝舟投票券(舟券)を販売している。舟券の売り上げのうち75%は払戻金に充てられる。残り25%のうち7%は収益金として自治体が受け取り、18%は賞金や従業員の賃金、公益財団法人日本財団(旧・財団法人日本船舶振興会)への交付金、モーターボート競走会への委託料などに充てられる。
所轄官庁は国土交通省海事局(中央省庁再編前は運輸省)で、造船関係の産業を振興すること等を目的として、1952年(昭和27年)から実施された。それ以来長らく日本独自のものであったが、2002年(平成14年)より韓国の美沙里(ミサリ)競艇場でも行われるようになった。
かつての呼称は「ボート」「ボートレース」「モーターボート競走」と統一性はなかったが、1997年(平成9年)度から2009年度まで「競艇 (kyotei)」に統一。2010年(平成22年)度からは統一呼称を「BOAT RACE」(ボートレース)に変更した。